
【赤鮫コラム#19】 トーナメント文化は本当にポーカーを進化させたのか?
🧠 トーナメント文化はポーカーの“聖杯”だと信じて疑わない人が多いが、本当にそれが正しいのか?
🗜️ 1990年代後半からのオンラインブームでトーナメントは急増し、プロ志望者も激増した。しかし、その結果、ゲームの本質である“圧倒的な技術と心理戦”が失われ、影響力のあるイベントで偶発性が過大評価されるようになった。多くのプレイヤーがリスク管理のみに追われ、真剣勝負とは言い難い“運の産物”と化しているのだ。
📊 例えば、WSOPメインイベントの優勝者の多くは過去に多数のミスを犯しながら運に助けられたケースが多い。長引くトーナメントの構造は、ベテラン同士の実力差を薄めてしまう。実際、長時間の連戦は集中力切れを誘発し、最も賢明な戦略ではなく耐久力と運に依存する要素が増える。一方、現金戦の勝負では、純粋な技術勝負がより鮮明になるのは周知の事実だ。
✅ トーナメント文化はポーカーの魅力を薄めている。技術よりも運に偏重させるこの流れに流されてはいけない。真のプロならば、トーナメントだけに頼らず、現金戦の奥深さを追求するべきだ。あなたは運に流されるポーカーに満足しているのか?
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