
【赤鮫コラム#34】 バックドアドローに幻想を抱くな──その甘さは命取りだ
🧠 バックドアドローに夢中になるのは、ポーカープレイヤーの最大の過ちだ。
🗜️ バックドアドローとは、ターンとリバーの二枚でストレートやフラッシュを完成させる可能性を指す。近年、オンラインポーカーの普及で様々な戦略が練られる中、バックドアの可能性に賭けるプレイヤーが増えているが、それは過剰な幻想に過ぎない。多くの育成記事や解説が「少しの確率でも夢を持とう」と甘く扱うため、初心者を中心に誤った期待を抱かせてしまうのだ。
📊 実際に統計データを見れば一目瞭然である。バックドアフラッシュの完成率は約5%、ストレートの場合も10%を切ることが多い。加えて、ポットの大きさや相手の強さを考えた場合、コストに見合わない無駄な場面が多い。私の長年の経験でさえ、「バックドア狙い」で勝てた試合は数えるほど。優秀なプレイヤーはこの種の微かな可能性を追わず、より確実に利益を狙うべきであると知っている。
✅ 結論として、バックドアドローは“見せ場”としては面白いかもしれないが、戦略の中心に据えては絶対にダメだ。夢を見る時間があるなら、もっと緻密なハンド選択と相手の読みを磨け。あなたはまだバックドアドローに依存し続けるのか?
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